『うまれる』

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貞治が寝ていたところに、ムリムリ、ななが侵入

ちょっと迷惑顔の貞治

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上から見ると、こんな感じ

何とか、折り合いつけてるかな?

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巨体が、ニトリの整理ケースにピッタリ!

寄りかかる感じが、いいみたい

 

 昨日見てきた映画『うまれる』 個人的にも、仕事でも見る機会はあったけど、何となく見に行く気持ちになれなかった。泣くとわかってるし、重いテーマだから。でも、また案内をもらい、見に行ってきました。

 映画のパンフレットの文を引用すると、『両親の不仲、虐待の経験から親になることに戸惑う夫婦。出産予定日にわが子を失った夫婦。子どもを望んだものの授からない人生を受け入れた夫婦。完治しない障害を持つ子を育てる夫婦。全てが「うまれる」ストーリー』

 この映画の中に、池川明という産婦人科医が出てきます。以前読んだ『ママのおなかをえらんだわけは・・・』という本の著者です。子どもの胎内記憶を記録した内容で、とても興味深く読み、感動しました。私自身は、わが子から胎内記憶について聞いた覚えがなく、子育て中は、そんなことに関心もなかった。今思えば、「何か話してたのかもしれない、もったいないことをしたな」と思う。成長とともに記憶が薄れるけど、たくさんの子どもが「お空で、見てた。ママを選んで、ママのお腹に入った」などと、話してます。

 この映画の冒頭でも、それをイメージしたCGが素晴らしいです。そして、パンフの文だけ読むと悲しく切ない物語のようだけど、希望や救いや強さが伝わってきました。作り手の思いが登場する4組のご夫婦を通して、静かに流れてきます。逃げずに見てよかったと思いました。   

 見る人によって、感情移入するご夫婦は違うでしょう。私は『虎』くんのご両親に圧倒され、深い尊敬の気持ちを感じました。1歳まで生存する確率が1割という障害を持ちながら、いつも家族の中心にいて、皆を笑顔にしていた『虎』くん。見終えて通路に出たら、監督のメッセージや登場したご夫婦のその後が掲示されていました。『虎』くんは4歳になり、週2回障害を持った子どもたちの保育園に通えるようになったそうです。本当に、安堵しました。

 挿入歌や、アニメーションも素晴らしいです。ドキュメンタリーであり、重い重いテーマである映画を、柔かく温かなものにしてくれてます。

 15日まで、鶴岡まちなかキネマで上映中です。ぜひ、皆さん、誘い合わせて見に行ってください。

 

 ニャム パイ ハウイ ナウク (ご飯食べた?)

  ルォイ・ハウイ (はい)

  ナウ (いいえ)